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お知らせ
JAFIC新年会を開催いたしました
日本アパレル・ファッション産業協会(JAFIC)は1月15日18時から、恒例の賀詞交歓会をホテルニューオータニで開催し、700名を超える方々にご参加いただきました。
北畑稔理事長は年頭の挨拶として
「昨年は新天皇の即位、ラグビーW杯など明るいニュースの一方、10月の消費増税など業界の事業環境は厳しくなっている」と振り返り、協会として、昨年6月にCSR憲章を制定し、持続可能な社会への対応を進めているが、今年は新たに脱プラスチックに向けて、ボタンやファスナーのほか、流通段階の梱包や最終の包装まで非石油系原料由来のものに替えていきたい」また「ファッション業界は働く女性が多い産業であるが、ジェンダーや平等、人権を含め女性が活躍する場も広げていきたい。」と述べた。
さらに「夏には “東京2020大会” という今年最大のイベントが開かれます。インバウンド需要を含め、産業全体の活性化にも期待しています。3月15~31日には東京クリエイティブサロン(TCS実行委員会/JAFIC主催)が日本橋、丸の内、銀座、渋谷、代官山の5エリアで同時開催されます。東京都からもデザインやファッションなど文化的価値を東京から海外に発信してほしいという励ましの言葉をいただいております。需要創造と市場拡大というJAFICの基本活動テーマにもつながるものでもあり長く親しまれるイベントになるよう取り組んでまいります。」と挨拶。
来賓の東京都知事 小池百合子様は
「いよいよ東京2020大会の本番の年を迎えました。その前の3月には東京クリエイティブサロンが開催され、各地域の特性を生かしてファッション、デザインを発信します。東京五輪・パラリンピックへのインバウンド需要にもつながることも期待しています」と、同イベントを支援していく考えを示されました。
また、「東京はSDGs(持続可能な開発目標)の元祖」と述べ、「繊維業界は以前からペットボトルから服やバッグなどを作る技術を持っています。都としても東京金融賞を設け、ESG投資を後押ししている」とご挨拶されました。
経済産業副大臣 松本洋平様は
「世界の経済情勢は米中貿易摩擦、英国のEU離脱、中東地域の緊張の高まりなど不確実性が増しています。こうした不透明な時代だからこそ、我が国は自由貿易の旗手としてリードしていかなくていけません。デジタル技術の進展の中で、アパレル業界ではAIを活用した需要予測やITを活用したマスカスタマイゼーションが進んできます。経産省としてもデジタル市場のルール整備や5G時代の情報通信技術の確立に取り組んでいく」と話されました。
また、海外事業の拡大に向けては「通商交渉や二国間協力などによるビジネス環境の整備を引き続き進め、海外販路開拓支援策を通じて、応援していきます。
JAFICは昨年、CSR憲章を制定するとともに、CSR工場監査への取り組みも開始されました。アパレル産業にとって、取引の適正化と外国人技能実習生問題は重要であり、産業の発展の上でも継続して取り組んでいただきたい」とご挨拶されました。
日本百貨店協会会長 赤松憲様、日本繊維産業連盟会長 鎌原正直様にも、ご挨拶並びに乾杯のご発声をいただきました。