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JAFICとの協業で開催 「播州織メッセ!2017」
「播州織メッセ!2017」が、東京・港区のTEPIAエキシビションホールで、2017年2月21日(火)と22日(水)の2日間にわたって開催されました。
公益財団法人北播磨地場産業開発機構と播州織総合素材展2017実行委員会が主催するこの催しは、東京での開催は2度目。今回はJAFICとの協業による開催です。
先染織物「播州織」は、兵庫県北播磨地域で200年以上の歴史があり、経糸と緯糸のみで柄を表現するという素材を活かして表面変化のある織物に長けています。今回の出展社は、全部で20。各ブースで、それぞれの特徴をアピールしました。
あわせてジョブフェアも開催され、特設コーナーを設けてモノ作りに興味のある人材を産地に呼び込むために受入企業の紹介や移住、就職相談に応じました。
主催の北播磨地場産業開発機構斎藤太紀雄理事長は「地場で開発している特別なテキスタイルの展示とあわせて、コレクションショーとジョブフェアを開催する。播州織の復活が地域の元気につながっている。新しいビジネス展開やパートナーを見つけてほしい」。
村上公晴実行委員長は「今回、東京に来ることを決めた当初からJAFICに協力してもらった。産地の魅力を感じてモノづくりをしようという若者が増えてきていることを嬉しく思う。一人でも多くの人に知ってもらいたい」。
2017年4月から播州織の中心地である西脇市に定住移住課を設置し、ファッションデザイナーを目指す若者を誘致している西脇市の片山象三市長は、「これだけ特化した施策は日本でも西脇市だけだと思う。明日の播州織を創る、今日がスタートの日」。
JAFICの廣内武理事長は「当協会は、市場創造と需要拡大をテーマに活動している。アパレルは厳しい状況が長く続いて、突き破っていくのは並大抵ではない。世界に、純日本製の価値や感性を認めてもらえるよう、素晴らしい日本の匠の技を知ってもらえるようにしていきたい。東京で展示会をしていただけるのは会員にとってありがたく、なるべくたくさんの人に来てもらって、成約につながるとよいと思う。今後も役に立てるようなことを積極的に行わせていただきたい。こうした地道な活動が将来につながると信じている」と語りました。
オープニングのあと、JAFIC PLATFORMのデザイナー5人、安藤大春「MIDDLA」、小野原誠「motonari ono」、門野文蔵「AMBELL」、城間志保「SHIROMA」、村松啓市「everlasing sprout」の合計30点の播州織コレクションのショーが開催されました。ショーは、一日2回、計4回開催されました。
午後からは、ジョブフェアのトークショーが開催されるなど、様々な世代の多くの方たちが訪れる会場は賑わいを見せていました。