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JAFIC 新年会開催
◆◆JAFIC 新年会開催◆◆
1月20日(水)18時から、ホテルニューオータニ東京で2016年新年会を開催し650名の方々にご参加いただきました。
廣内理事長は、
「今、婦人服のモデレート層の元気がないが、来年の消費税率引き上げを前に、今年一年間、衣料品は厳しい状況になるだろう。ただ、顧客の消費マインドは目の前まで来ているので、家計所得が少しでも増えれば購買につながると考えている。業界をあげて消費者の気持ちを買い物につなげていきたい。円安、インバウンド需要など2020年までは緩やかに回復基調にあるという流れを信じていきたい。当協会は、需要創造と市場拡大の2つが基本的な考え方だ。JAFIC PLATFORMという若いクリエーターと企業の出会いの場の活動も5年たち、北陸の合繊、尾州のウール、新潟のニット、播州の綿と、日本の主要素材産地とのコラボレーションが進んできた。これをJ∞QUALITY認証につなげるよう、若い人たちの才能を活かして実行部隊として精いっぱい頑張っていきたい。また若者が業界に入ってくるようインターンシップを行ったり、総会でのコラボファッションショーなど、楽しくてやりがいのある職場だと広めていきたい。3つの気「景気」「天気」「元気」が重要だが、上を向いて元気よく難局を乗り切っていこう。その雰囲気がお客様に伝わっていくと信じている」と挨拶をしました。
来賓の経済産業大臣政務官 北村経夫様は、
「今年は波乱含みに始まった。日本だけではどうにもならないことがあるが、リスクを見ながらきちんと施策をとっていきたい。まだアベノミクスの景気の実感をしていないという所があるが、マクロで見れば企業の収益は最高水準で、雇用も賃金も上がっている。今、消費者も安ければいいという趣向から良いものを求めたいと変わってきている。アリババはサイバー空間で一日に1兆7000億円売上げ、外国人観光客1974万人が日本に3兆4000億円を落とすのは一年間でだ。新しい市場もあるということと、TPPが基本合意し、12か国の自由貿易経済圏がアジア太平洋地域に生まれるので、日本経済の成長のきっかけになるようにしていかなければならないし、海外展開に向けた支援をしていきたい。アベノミクスで経済の好循環をさらに確かなものにしていく一年だ」と、お話しいただきました。
日本百貨店協会 茶村俊一会長は、
「昨年は、企業業績、雇用環境の改善は見られたが、所得格差は広がり業種や地域によって明暗が分かれた。マーケットの二極化が進み中間のボリューム層は苦労した。一方で、インバウンド需要で百貨店は大いに恩恵を受けた。今年はぜひ、J∞QUALITYを中心に、アパレル・ファッションを積極的に海外にアピールして頂いて、インバウンド需要の取り込みと海外展開で業績の底上げをしてほしい。業績を互いに共有するべく頑張っていきたい」とお話しされました。
日本繊維産業連盟 下村彬一会長からも、「共に頑張ってまいりましょう」と乾杯のご発声を頂き、懇親パーティとなりました。