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お知らせ
新年会開催
2017年1月11日(水)18時から、恒例の新年会をホテルニューオータニ鳳凰の間で開催し、720名の方々にご参加いただき、盛大な会となりました。
廣内武理事長は、
「日経平均株価は正月に高値を更新し、消費者心理も上昇に転じています。景況が上向いてきたという話も聞きますし、いよいよファッション・アパレル分野にも波及効果が表れてくるのではなかろうかと期待を込めて思っております。『努力すれど報われず』の時期が続いていますが、業界がまず元気を出さないとなりません。
今年の流行色のリーディングレッドは「未来を開く」元気が出る色です。また、来月24日には、プレミアムフライデーが始まります。こういった消費向上の波に乗るべく、しっかりとコラボレートしながら、当協会の二本の柱である需要創造と市場拡大に結び付けられる良いチャンスが来たのではないでしょうか。
活動といたしましては、JAFIC PLATFORMという100人を超える若いクリエーターと企業のジョイントが根付いてきて、素材産地である、北陸の合繊、尾州のウール、新潟のニット、播州の綿との取り組みが進み、成果が上がってきました。
J∞QUALITYも、認証品番数が1,000点、生産数量が100万点、金額ベースで200億円を達成するという実績が出ています。
そして私見ではありますが、元気を出すためにはお祭りが必要です。東京がファッションの発信基地として活動できるよう、ミラノサローネのようなものを志向していきたいと考えております」と挨拶をしました。
来賓の東京都知事 小池百合子様は、
「JAFICとはクールビズ以来一心同体となって色々な活動をしてきたが、東京発信のブランド、ファッションのお手伝いをしていきたい。日本のブランドを買って帰ることが自慢になるよう達成してまいりたい。
鳥のように大きく俯瞰して、世界の中の日本、東京からどう発信していくのか、日本が得意中の得意としている糸へん産業の意識を大きく変えていきながら、気持ちも大きく変える素晴らしい一年にしていきたい」と、オリンピック組織委員会が発売する、市松模様で正絹、早稲田で藍染めしたスカーフ&風呂敷を身に着けてのご登壇でした。
経済産業大臣政務官 中川俊直様は、
「安倍政権も今年で5年目を迎え、好循環を生んでいる。世界中で保護主義が跋扈する中、日本が世界の中心をとっていきたい。世界に発信していきたい」。
日本百貨店協会 大西洋会長は、あくまでも個人の見解と断ったうえで
「経済の調子が良いというニュースも出ているが、小売りの現場では消費は厳しいというのが現状。特にお洋服の落ち込みが極めて大きい。顧客のニーズに応えられていないということだが、お買い場を縮小するのではなく、サプライチェーンの総力を挙げて一から立て直す気持ちでやっていかないと消費がしぼんでしまう。今だからこそきちっと場所を作って、独自性のある日本の良いものをプレゼンテーションしていく」。
日本繊維産業連盟 下村彬一会長からは「今こそ、『時は来たれり』なのではないか。廣内理事の『東京を世界のファッションセンターへ』との構想に小池東京都知事、中川政務官とも賛同され『環境良しという状況です』」とお話しされ、次期会長を紹介された後、乾杯のご発声をいただき懇親パーティとなりました。