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第34期(平成27年度)定時社員総会を開催
第34期(平成27年度)定時社員総会を開催
当協会は、6月16日(木)従来と場所を変え東京・渋谷のヒカリエホールで第34期定時社員総会ならびに懇親パーティを開催しました。
総会後に行われた記者会見では、基本活動方針である 「需要創造」 と 「市場拡大」 について、さらに今年度の事業施策について発表しました。
①需要創造に向けて
クリエイションと若者の継続的な参入が成長の支えと考え、発足5年目である会員企業とクリエイターの交流の場 「JAFIC PLATFORM」 に注力している。 素材産地との協業へと発展し、これらが 「J∞Quality認証商品」 になるよう後押ししていく。
②次世代を担う人材の確保、教育・育成
人材確保を積極的に推し進めるため、 「JAFIC PLATFORM」 でのインターンシップ、専門学校での授業協力、学生対象の企業説明会、総会での一般大学生とのコラボレーションなど、様々な可能性を探る。
③市場拡大の取り組み
織り編み、染色加工、縫製の3工程を日本で行った商品に対する認証制度 「J∞Quality」 は、現在500社を超える認定申請が来ている。 すでにヒット商品も誕生し、今年はさらにクリエイションを加え、より一層推進する。
④取引構造改革
昨年大筋合意されたTPPが開始されれば、関税撤廃による輸出拡大も期待でき、そこで優位性を発揮するRFID、ビッグデータの活用やIOTにつながる革新的オペレーションが実現できる可能性が見えてきた。 顧客情報と商品情報を活用し、新たなアパレルECプラットフォーム構想に取り組む。
⑤コンプライアンスの徹底
「取扱い表示記号」検索システム、アゾ化合物不使用宣言、子供服安全JIS原案など、持続可能社会を目指すために、生活者を起点とした企業の社会的責任の推進を業界全体の周知徹底を図る。
この後の懇親パーティは今までと趣向を一新し、アパレルファッション企業、産地企業、クリエイター、大学生が一堂に会する場としました。会場にはランウエイを設置し、JAFIC PLATFORM登録クリエイター代表ブランドによるファッションショー、合繊の石川、ウールの尾州、ニットの新潟、綿の播州とのコラボレーションアイテムによるインスタレーションを一般大学のファッション研究サークルとコラボレーションして企画しました。 廣内武理事長からは 「消費動向は停滞し、モデレートゾーンは盛り上がってこない。若者との関係を強固にし、何かのきっかけづくりにしていきたい」 と挨拶がありました。 小池百合子衆議院議員にもご臨席いただき、盛会裏のうちに閉幕しました。