アパレル・ファッション業界では、多くの女性が就労し、それぞれの役割を持って活躍しています。
SDGsの一環として「男女共同参画」や「ジェンダー平等」の理念が拡がっています。そのため、企業としても「女性が今まで以上にイキイキと活躍できる環境や制度を整える」ことが社会的評価や業績の向上につながる重要なポイントになっています。
しかし、環境や制度の整備は一朝一夕にできるものではありません。
課題に優先順位をつけたうえで、経営者が中心となって、できることからスタートし、社内に拡げていくといった取組みが大切です。
JAFIC(一般社団法人 日本アパレル・ファッション産業協会)のヒューマンリソース委員会の女性活躍推進小委員会で、人材活用の指針をまとめました。
女性の管理職登用については、あくまでも社内制度・環境改革の「通過点」です。そして、最終目標は「全社員がイキイキと活躍できる業界になること」だと思っています。
採用からスタートし、女性の「キャリアステージ」に沿って、
どんな考え方が必要なのか
何を行うべきなのか
といったポイントを提案していきます。
企業ごとに社風や事情、規模も異なります。そのため、一様に語るのは難しいことですが、今回の提案と指針が企業内の取組みや制度の気づきとなれば幸いです。
環境を整える
全社員が多様な個性とワークライフバランスで
活躍できる環境を目指しましょう
適材適所の配属を行い、
スキルと経験を磨ける環境を整えましょう
十分な経験とスキルを身につけた人材は、
会社にとって
なくてはならない存在になります
組織をつくり運営できるリーダ
ーシップの開発を促進しましょう
キャリアアップを「自然なこと」
として受け入れられる
マインドを熟成する環境を作ることが重要です
管理職登用は
目的ではなく手段の1つ
変化に合わせた柔軟な働き
方と制度を整えることで